
リヤド: 政府系ファンド「公共投資基金(PIF)」の不動産子会社ROSHNが、サウジの首都で旗艦住宅プロジェクトに着手した。
サウジの首都におけるこの開発業者初のコミュニティプロジェクトでは、2,000万平方メートル以上のエリアが対象となる。このプロジェクトは、完了時には30,000戸となる住宅で構成され、第一段階では4,000戸が供給される。
最初の対象地区は戦略的に都市の北部に設定され、プリンセス・ヌーラ大学の近くでキング・ハーリド国際空港の南側となる。この場所は住宅を主要道路や交通網と接続するのに加え、講演や緑道、自転車専用道、レストラン、カフェ、学校、モスクともつなげる。
ROSHNのグループCEOデビッド・グローバーは次のように述べた:「リヤドコミュニティの発表は、サウジアラビアで最も信頼されるコミュニティ開発者になるという我々のビジョン実現における、最初の一歩を表す。我々は国内の住宅所有率を70%に増やすというビジョン2030の計画に貢献すること、およびサウジの人々に高品質な家と優れたアメニティを提供することに、全力で取り組んでいる」
今年8月に設立されたROSHNは、王国全土の地域を8段階に分けて開発する10年計画を策定した。
「(サウジアラビアの)不動産市場を発展させるPIFの戦略の一環として、現代的な住宅複合施設の開発に特化した国営企業ROSHNを設立でき、誇りに思う」と、PIFはツイートした。
先月、ROSHNは16億リヤル(4億2,600万ドル)の新たな建設契約を締結したことを発表した。
先週のプレスリリースによれば、この新たな場所での計画外の住宅の販売は、2021年上半期中に始まる。