• 非常に重要となる取り組みが、AIのローカライズとアラビア語をテクノロジーに組み込むことだと専門家は述べた
• AIの開発競争は、先を争う多くの競争相手がいる中で、熾烈な競争であることが判明しつつある

オネ・カルロ・ディアス

ドバイ：サウジアラビア・データ人工知能局（SDAIA）の戦略顧問マジド・アル・シェハリ氏は日曜日、GITEXテクノロジーウィークのAIセッションの中で、サウジの「野心的計画」を改めて強調した。

サウジアラビアは、2016年4月に「ビジョン2030」の目標を発表して以来、大規模な経済変革に着手している。その主な目的は、経済を多様化し、炭化水素部門への依存を減らすことだ。

アル・シェハリ氏は、サウジはテクノロジー分野で世界を主導したいと熱望しており、ビジョン2030戦略の取り組みの大半は「直接的あるいは間接的にAIに関連している」と述べた。

その任務を達成するために非常に重要となるのが、AIのローカライズとアラビア語をテクノロジーに組み込むことだとアル・シェハリ氏は述べた。

SDAIAはこのほど、サウジ国内の人材に投資する等、AI関連の目標を達成するための国家戦略を打ち出した。

「我々は知識に基づいた経済へと導く準備ができています。リヤドがAIの中心地になることを期待しています」とSDAIAのアブドゥラ・シャラフ・アル・ガムディ長官は、今年10月に初開催されたサウジ主導の世界人工知能サミットの中で述べた。

アル・シェハリ氏は、AI開発競争は、多くの競合相手が先を争っており、熾烈な競争であることが判明しつつあると述べた。

「それが将来への鍵となるため、誰もが競っているのです。これは誰にとっても非常に重要なものです。市場には、米国や中国を始めとするテクノロジー市場に長年の経験をもつ世界規模の競合相手がいます」と彼はアラブニュースに語った。

サウジ政府関係者である彼は、AIが、巨大な産業生態系を含むサウジの重要な産業にどのような影響を与え得るかを強調した。

GITEXテクノロジーウィークは、ドバイ世界貿易センターで12月6日から10日まで開催されている。