
ジェッダ:サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相は火曜日、イスラエルがガザ地区南部のラファで軍事行動を起こす可能性がある場合、危険な影響を及ぼすと述べた。
ジェッダで開催されたイスラム諸国機構(OIC)の臨時会議で、ファイサル王子はまた、同領土からのパレスチナ人の移住に反対する王国の立場を改めて表明した。
臨時会議は、10月に始まったハマスとイスラエルによるガザでの戦争について話し合うために開かれた。
10月7日に1200人が死亡したハマス主導の攻撃の後に開始されたイスラエルの攻撃によって、3万人以上のパレスチナ人が死亡している。
外相は、世界的な反発が高まっているとして、ガザでの即時停戦を求める国が増え、パレスチナ独立国家への支持が高まっていると述べた。
「私たちは、いくつかの国の立場に前向きな進展が見られ、災害の大きさを理解していると認識している。また、即時停戦を求める国の数も増えている。さらに、いくつかの国から、パレスチナ国家を原則的に承認する意思があることを聞いている」と大臣は述べた。
パレスチナ国家の樹立は、アラブ和平イニシアチブに沿って、多くのアラブ諸国やイスラム教徒が多数を占める国が長年抱いてきた立場である。この国家は1967年の国境線をもとに、東エルサレムを首都とする。
ファイサル王子は、パレスチナ人のための国家を創設することは、彼らの権利を確保し、安全に暮らし、自身らの運命を決定することを可能にすると述べた。
サウジアラビアの代表はまた、国連パレスチナ難民救済機関(UNRWA)への支援を強調し、同機関を解散させようとする動きに警告を発した。
「王国はUNRWAへの支援を継続する。UNRWAへの支援を継続し、包囲されたガザ地区内のパレスチナ難民に対する人道的任務において、すべての支援者が支援的役割を果たすよう求める」と同大臣は述べた。
同大臣は、国連パレスチナ難民救済機関(UNRWA)への資金援助を停止した国々に対し、その決定を撤回するよう促した。
イスラエルが、UNRWAの職員がハマスとつながり、10月7日のイスラエル攻撃に関与したと主張した後、多くの国がUNRWAへの財政支援を停止した。