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サウジアラビア、市場への「善意のしるし」として石油産出量を削減

サウジアラビアのエネルギー大臣、アブドルアジーズ・ビン・サルマン皇子は、経済とOPECプラスを支援するため、石油の自主減産を行う、と公表した(ロイター/ファイル)
サウジアラビアのエネルギー大臣、アブドルアジーズ・ビン・サルマン皇子は、経済とOPECプラスを支援するため、石油の自主減産を行う、と公表した(ロイター/ファイル)
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06 Jan 2021 05:01:10 GMT9
06 Jan 2021 05:01:10 GMT9

フランク・ケーン

ドバイ:サウジアラビアは世界の原油市場への「善意のしるし」として、翌2ヵ月にかけて石油産出量を大幅に削減する、とエネルギー大臣のアブドルアジーズ・ビン・サルマン皇子は火曜日に述べた。

同大臣はOPECプラス加盟国の会議で、同王国が2月と3月に追加的に日量100万バレルを、その合意された供給削減に加えて、自主減産する、と伝えた。

「私たちは市場を支え、産業を支えます」と彼は述べた。「私たちは産業を守る存在です。今日、私たちが行っていることは、妥協ではなく、些末なことでもなく、微調整でもありません。それはG20やその他のフォーラムから得ている、信頼の継続です」

この減産は、脆弱な市場に直面した「状況を緩和させる予防措置」である、と大臣は述べた。

サウジの追加的な減産は、OPECプラスの推移を見ていたアナリストたちを驚かせたが、これにより産出国は、翌月50万バレル増産を希望するロシアとカザフスタン主導の陣営と、1月の産出水準の継続を希望する残りの強力な23ヵ国の加盟国との集中協議の2日後、石油供給に関して合意に達することができた。

OPECプラス問題担当のロシア副首相、アレクサンドル・ノヴァク氏は、予期せぬサウジの減産は、「サウジアラビアから石油産業への素晴らしい新年のプレゼント」であると述べた。

ロシアとカザフスタンは、両国の季節的需要のため翌月までに合計75,000バレルの増産を認められる。

アブドルアジーズ皇子は、バレルの追加的減産への決定は、「単独の決定であり、自国によるアイデアである。私たちが実行している指導者としてのアイデアである」と述べた。

世界的指標のブレント原油は、サウジによる予期せぬ減産に乗じて、2月以来最高水準の約6%高の53.63ドルの清算値を付けた。

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