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日本の発電会社が供給低下と寒波の中、LNG不足に直面

日本の電力卸売市場における電力価格は最高値を記録し、キロワット時あたり120.1円(1.16ドル)となった。(Shutterstock)
日本の電力卸売市場における電力価格は最高値を記録し、キロワット時あたり120.1円(1.16ドル)となった。(Shutterstock)
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08 Jan 2021 06:01:26 GMT9
08 Jan 2021 06:01:26 GMT9

日本最大の発電会社であり、液化天然ガス(LNG)の世界最大の買い手でもあるJERAは、天然ガス発電所の稼働率を下げている。気温が下がって暖房需要が増大する中、LNGの在庫を減らしているためだ。

同社は、他の日本の発電会社と同様、ガス発電所の稼働率を下げている。こうした発電会社はLNGをめぐり、供給確保を急ぐアジア北部各地の買い手と競争を繰り広げており、その価格を押し上げている。

燃料供給の逼迫は、日本の電力会社の脆弱性も浮き彫りにしている。10年前の福島第一原発の爆発事故は、このような逼迫状況を防止するための政府主導の改革のきっかけとなったが、地域間の電力供給の融通がより困難な現状になっている。

「我々は、LNGの在庫が減ったため、一部のガス発電所の稼働率を下げなければならなかった」。JERAの広報担当者は7日、ロイターの電話取材に対しこのように述べた。

「我々はLNGの供給について、当社の長期契約と、1ヵ月半~2ヵ月内の供給を取引しているスポット市場を通して確保すべく、最善を尽くしているところだ」

この担当者は、同社がより迅速に燃料貨物を受領する道を模索しているほか、自社の石炭火力発電所をフル稼働させている、とも述べた。

関西電力の広報担当者によると、同社もLNGの在庫減少に直面し、一部ガス発電所の稼働率を強制的に下げている。

日本卸電力取引所のデータによれば、日本の電力卸売市場における電力価格が史上最高値を付け、7日にはキロワット時あたり120.1円(1.16ドル)となった。

稼働している原子炉が不足していることも、電力会社に追い打ちをかけた。日本の監督当局は7日、発電会社に対し、あらゆる電力設備を最大出力で稼働させて、東京と大阪エリアに余剰電力を送電するよう指示した。

東京電力の送配電子会社も、他の電力会社と自家発電を行う顧客企業に対し、電力の融通を独自に要請した。

「電力の安定供給のため、我々にできることはすべてやる」。JERAの広報担当者はこのように述べた。(1ドル=103.5600円)

ロイター

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