
アラブニュース
ジッダ:世界銀行グループ(WBG)常任理事会のメンバーが、サウジ代表のアブドゥルモーセン・アルキラフを同グループの監査委員会議長に選んだ。
アルキラフは王国代表の専務理事であり、11月以来その任務に就いている。
それより以前、2018年から2020年までは専務理事代理、2014年から2018年まではサウジの専務理事の顧問を務めていた。
監査委員会のメンバーは米国、フランス、日本、中国、英国、ブラジル、ポーランドを代表する専務理事で構成される。同委員会はWBGの財務、会計、リスク管理、内部統制、組織的完全性の監督において、常任理事会を支援する任務に負う。
同委員会はWBG機関の財務諸表および信託基金に関する財務報告の完全性を維持する。また、外部監査人の任命、適格性、独立性の監督や、内部・外部監査人の実績の監視も行う。
さらに、財務、会計、管理の方針、および詐欺や腐敗に関連する内部統制が十分かつ効果的であることを確実にする。
アルキラフはWBG理事会に加わる前、サウジ財務省でエコノミストを務めていた。そこでいくつかの経済・財務方針の発行や、G20開発作業部会で王国の代表としてG20の議題に関するさまざまなテーマに取り組んだ。
サウジアラビアは1957年8月にWBGのメンバーになった。