
アラブニュース
リヤド:アシャルクの記事によると、サウジアラビアは、再生可能エネルギーの分野でドイツに対抗し、水素生産のリーダーに変身する野望を抱いている。
サウジアラビアのエネルギー相であるアブドゥルアジズ・ビン・サルマン王子は、「再生可能エネルギー源に関しては、我々はドイツのような存在になるだろう」と語ったとされる。「我々は先駆者になるだろう」と、先週リヤドで開催された未来投資イニシアチブ(FII)フォーラムの参加者に語った。
サウジアラビアのエネルギー大手企業アラムコ社がブルー水素の分野で同国の取り組みを主導する一方で、ペンシルベニア州に拠点を置くエア・プロダクツ&ケミカルズ社とサウジアラビアのACWAパワー・インターナショナル社は、紅海沿岸のネオム・シティに世界最大のグリーン水素製造プラントを建設している。
モハメド・ビン・サルマン皇太子は、FII会議で、サウジアラビアが多くの国々と協力して、炭素排出量を捕捉して貯蔵するグリーン・ブルー水素プロジェクトに取り組んでいることを説明した。
サウジアラビアのエネルギー相は、同国は発電所で多くの石油を使用しているため、その発電部門の半分をガスに依存するように変換し、残りの半分は再生可能エネルギーに依存するようになるだろうと主張した、とアシャルクはレポートで伝える。
アブドゥルアジズ王子は同会議中の別のインタビューで、サウジアラビアは最近のコロナウイルスのパンデミックが石油需要に与える影響を懸念していないと述べている。