
リヤド: 2月2日の国営サウジ通信によるエネルギー省の声明を引用した報道によると、サウジアラビアエネルギー省は、小規模な太陽光発電所を活用して一般家庭や企業向けに電力を生産する準備が完了し、今後国内の送電網に組み込んでいくと発表した。
小規模太陽光発電所を設置した際の経済的実現可能性を検証し、同時に関連技術仕様のみならず、想定コストと送電網に安全に接続するための規制を決定していくこととなる。
これに関連し電力コジェネ規制公社は新プラットフォーム「Shamsi」を立ち上げた。他の政府機関がそれぞれの役割を果たす際に利用してもらうためだ。
小規模な太陽光発電所を導入することで、サウジビジョン2030に沿った形で、複数のエネルギー分野で国産化が進むのに加え、再生可能エネルギーの普及と地産地消の強化に役立つと見込まれている。
同省はさらに、小規模太陽光発電所の設置や国内の送電網への接続を担当する企業や請負業者を、厳格な基準に則り選定し認可していくと表明した。
資格審査は複数の段階に分けて実施される。入札者の総合的な審査、提案内容の技術的評価、入札申し込みの承認などの段階を経た後に、入札有資格者が発表される。
企業が続々と基準を満たしてからプロジェクトへの参入を申請しているため、有資格者のリストは定期的に更新される。
小規模太陽光発電所に関わる規制枠組みでは、各発電所を送電網と接続する際の要件を決定し、余剰電力を一般電力網に売却する際の取引条件を定める際に必要な枠組みを策定し、サウジアラビア全土で太陽光発電所を効率よく安全に建設・設置・保守・運用できるよう基準を定める。もちろんのこと消費者が不利益を被らないようにし、太陽光発電に関する消費者の認知度も上げていく。
プロジェクトに参加する政府機関は、エネルギー省、電力コジェネ規制公社、都市村落省、住宅省、商務投資省、アブドラ国王原子力・再生可能エネルギー都市公団、サウジアラビア標準化公団。
Argaam