アラブニュース日本版
東京都(TMG)は「東京金融賞」を主催し、最近受賞企業を発表した。
授賞式は、「金融イノベーション部門」と「ESG投資部門」の2部門構成となった。
今年度の「金融イノベーション部門」では、いずれも東京都民や都内に拠点を置く企業から寄せられた金融サービスに関するニーズや問題に基づき、B2Cサービスで25テーマ、B2Bサービスで5つのテーマが設定されている。
この部門の上位3企業は以下の通り:
- Paygilant(イスラエル)、デジタル取引が合法か詐欺かを判断する、6つの革新的な不正対策情報セットを使った技術を提供している。
- Credify Pte. Ltd.(シンガポール)、利用者が自ら個人情報を管理し、個人情報の開示範囲を管理する「自己主権型」「分散型」アイデンティティの考え方に基づいたidX(アイデンティティ・エクスチェンジ)」を提供している。
- クラウドローン株式会社(日本)、外部データを組み合わせた既存の融資データを活用し、独自のAIで与信審査を改善する機能を追加することを提案した
今年度の「ESG投資部門」は、「ESG投資」と「SDGs」の2つの下位部門に分かれている。ESG投資部門には8つのテーマがあり、一方の「SDGs」には17の持続可能な開発目標に対応した17のテーマがある。
この部門には以下の企業が入選した:
- 大日本印刷株式会社(日本):持続可能な社会の実現に向けた独自の環境に優しいパッケージ「GREEN PACKAGING」の開発・推進
- Impact Investment Exchange(IIX)(シンガポール):アジアにおける女性の社会的・経済的発展に焦点を当てたソーシャルボンドの発行
- ヌビーン・ジャパン株式会社(日本):世界の農地投資を通じた自然環境の改善等。日本におけるESG・インパクト投資の普及活動
- ピジョン株式会社(日本):小さく生まれた赤ちゃんの命をつなぐ母乳バンク普及の支援
「東京金融賞2020授賞式」は2月8日午後2時にオンラインで開催される。授賞式の視聴登録はこちら:https://client.eventhub.jp/ticket/30fUK-6QRS