Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • 日銀審議委員に日本政府が任命したリフレ派候補が衆議院の承認を勝ち取る

日銀審議委員に日本政府が任命したリフレ派候補が衆議院の承認を勝ち取る

日本の国会の下院は日本銀行政策委員会の日銀審議委員に政府が任命した野口旭氏を承認した。(AFP)
日本の国会の下院は日本銀行政策委員会の日銀審議委員に政府が任命した野口旭氏を承認した。(AFP)
Short Url:
09 Feb 2021 07:02:21 GMT9
09 Feb 2021 07:02:21 GMT9

2021年2月9日、日本の国会の下院は日本銀行政策委員会の日銀審議委員に政府が任命した野口旭氏を承認した。リフレ派としても知られている経済学者の同氏は、2月10日に上院で行われる本会議での承認への道を開いた。

アナリストらによると、野口旭専修大経済学部教授は、3月末に5年の任期が任期満了を迎える桜井真審議委員の後任として、9人の政策委員会のバランスを揺るがす可能性が高いという。

野口旭氏。 (専修大学)

野口氏は、20年に及ぶ長期デフレから脱却を目指す日本銀行が「物価安定の目標」(インフレ目標政策)を導入する前から、長年にわたってインフレ目標を提唱してきた。

また、現代貨幣理論(MMT)について与党議員に講義した。これは、独自通貨を持つ国は債務返済のための自国通貨発行額に制約を受けないため、 借金をしても財政破綻は起きないと説いたもので、一部の米国の学者によって浮かび上がった概念である。

野口氏と黒田東彦日銀総裁の他に、政策委員会の9人の役員のうち5人はリフレ派とされている。櫻井氏はリフレ派に近い人物とされていたが、最近、長期緩和の悪影響が拡大していることに懸念を表明している。

両院の承認が必要な指名は、与党が過半数を占めることを考えると、承認される見通しが高い。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top