• 米原油先物株価上昇
• 1.9兆ドルの新型コロナウィルス対策法案が可決

シンガポール: 先月のテキサスの嵐の後、原油の在庫の急増により増加分は上限が設けられたが、ワクチン接種開始が経済の見通しを下支えし、アメリカの燃料の備蓄は急減したため、11日原油価格は上昇した。

北海ブレント原油先物5月限の価格は前場55 セント、 0.8 %高の1バレル68.45ドルで 米WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）先物４月限は52 セント、 0.8%高の 64.96ドルを付けた。

「ガソリンの在庫が減り… (それが)上昇傾向を拡大し、景気回復のため最終製品への大きな需要でついに石油価格を押し上げた」とAxi のチーフ・マーケット・ストラテジストのステファン・イネスは語った。

「アメリカの再開の談話から受ける強いメッセージからすると、石油価格は上昇する傾向にあることを示唆している」。

米エネルギー省エネルギー情報局 (EIA)によると、米国のガソリン在庫は3月5日の週に、3500万バレル減の予測と比較して、1190万バレル減の2億316 万バレルとなった。

しかしながら、原油在庫統計はアナリストの816,000バレル増の予想に対し、3月5日の週に1380万バレル増の4億9840万 バレルとなった。テキサスの2月半ばの冬の嵐で精製が中止し、アメリカの石油業界が減産の影響を受けていると感じていたためだ。

アナリストや船舶トラッキングサービスによると、先週、世界的に陸や港湾の主要な拠点で原油の貯蔵も十分にあり、在庫は増加している。

一方、米下院は水曜日、アメリカ史上最大規模の1.9兆ドルの新型コロナウィルス経済対策法案を再可決し、立法上バイデン大統領就任初の大勝利となっている。

サウジアラビアの外相は10日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による石油産業の中心地に対する攻撃を受け、石油施設を守るため抑止策を打つと語った。

ロイター