
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、メッカとマディーナを結ぶ高速鉄道の乗車券販売を再開した。この鉄道はハッジとウムラを行なう巡礼者を運ぶ動脈となる主要輸送機関だ。
サウジ通信の報道によれば、ハラマイン高速鉄道は2021年3月31日から運行再開し、メッカ、マディーナ、キングアブドゥルアズィーズ空港、ジッダ、キングアブドゥラエコノミックシティ駅でサービスを提供する。
運輸責任者たちはサービスの全面再開を前にテスト走行を繰り返している。
この鉄道ネットワークは、2019年9月にジッダのアルスレイマニヤ駅で発生した大火災により被害を受けた。
鉄道の運行再開は、乗客の安全が確保されたことで初めて決定された。ハラマイン高速鉄道と聖なる地の副部長ラヤン・アル・ハルビ氏が述べた。
毎年恒例のハッジとウムラの巡礼に関連する事業者たちは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックにより資金面で打撃を受けたが、その影響からの回復を支援するため、今月初め頃サウジ政府は新たな一連のイニシアチブを承認した。