• 2025年までに3つのホテルがオープンする
• サウジにおけるホテル数は30となる

アラブニュース

ドバイ：米国のホテルコングロマリットであるマリオット・インターナショナルは、リヤドに本拠を置く不動産会社アル・サエダン・グループとの間で、2025年までにサウジアラビアに3つのホテルをオープンする契約を締結した。

この契約には、サウジアラビア初のルネッサンスホテル、世界最大のアロフトホテル、ホテルマッカのコートヤード・バイ・マリオットの開発が含まれる。

「この画期的な契約によりアル・サエダン・グループとの素晴らしい関係を築き上げ、サウジアラビアにおける当社のポートフォリオをさらに拡大できることを嬉しく思います」と、マリオット・インターナショナルのヨーロッパ・中東・アフリカ担当プレジデントのサティア・アナンド氏は、声明の中で語った。

「これらの契約は、サウジアラビアの観光分野の成長を支援するというマリオット・インターナショナルのコミットメントを示すものであり、同国における当社ブランドのポートフォリオに対する継続的な需要を裏付けるものです。」

アル・サエダン・グループのCEOであるスルタン・アル・クダイル氏は、次のように付け加えた。「一企業として、私たちはサウジアラビアの成長と発展を支えるプロジェクトの開発に注力しています。マリオット・インターナショナルと協力して、マッカに新たに2つのホテルをオープンすることができ、大変うれしく思っています。ここは、ハッジやウムラの巡礼に訪れる人々にとって理想的な滞在先となるでしょう。」

ルネッサンス・リヤド・ホテルは、同ブランドのサウジアラビアにおける最初のホテルで、リヤド国際空港近くのキング・アブドゥラ・フィナンシャル・ディストリクトに建設される予定である。ここにはスイートルームが266室、飲食店が3店舗、スパ、プール、フィットネスセンターが入ることになる。

グランドモスクの入り口近くに位置するアロフト・マッカ・タイシールは、1,000室の客室を有する世界最大のアロフトホテルとなる。

3つ目のホテルとなるコートヤード・バイ・マリオット・マッカ・クダイは、438室の客室を有し、グランドモスクの入り口から2キロのところに建設される予定である。

今回の契約により、サウジアラビアにおけるマリオット・インターナショナルのホテル数は30を超え、9都市に10ブランド、9,000室以上の客室を有することになる。同ホテルチェーンは現在、133の国と地域において、30の主要ブランドで7,600以上の施設を展開している。

2月にロイターが報じたところによると、同社の昨年第4四半期の売上高は60％減の21億7000万ドルであった。この結果、2019年の同四半期には2億7900万ドルの利益があったのに対し、1億6400万ドルの四半期純損失となった。