Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • 公共投資基金が支援する米国のハイテク企業がアラムコと共同でイノベーションセンター設立を計画

公共投資基金が支援する米国のハイテク企業がアラムコと共同でイノベーションセンター設立を計画

マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
マジックリープは、産業界の物理的な設備やデータを拡張現実(AR)システムに組み込み、そこで綿密に調査したり強化したりすることで、産業界の「物理的空間のデジタル化」を進めている。(提供)
Short Url:
28 Mar 2021 11:03:50 GMT9
28 Mar 2021 11:03:50 GMT9
  • AR(拡張現実)のスタートアップであるマジックリープ社(Magic Leap)がサウジアラビアに世界初の施設を設立するパイロットプロジェクトに参加

レイ・ハナニア

シカゴ: サウジアラビアの政府系ファンドの支援を受けている米国のAR(拡張現実)企業であるマジックリープ社は、サウジアラビアに世界初のコンピューティング・イノベーションセンターを開設するため、石油大手のサウジアラムコと交渉していると、マジックリープ社の最高経営責任者(CEO)であるペギー・ジョンソン氏がアラブニュースに語った。

2018年3月に公共投資基金(PIF)から4億ドルの投資を受けた、フロリダに本拠を置くマジックリープ社は、今年1月にリヤドで開催された国際会議「Future Investment Initiative」で、石油産業におけるバーチャルリアリティヘッドセット技術の用途拡大に向けたアラムコとの提携を発表した。

マジックリープ社は、日本の通信事業者であるドコモと提携し、5Gネットワークと5Gエッジを立ち上げた。これにより、デジタルとフィジカルの世界を融合させた空間コンピューティングへの道が日本市場に開かれた。マジックリープ社の公式サイトによると、マジックリープ社とドコモは、マジックリープ社のサービスと製品を日本に導入しただけでなく、このパートナーシップにより、複数のユーザーが利用可能であり、低遅延で高帯域幅の空間コンピューティングが実現した。 

ジョンソンCEOは、2010年にゲーム業界向けにバーチャルリアリティヘッドセットの製造を開始した「Magic Leap 1」について、最先端技術が集結したものであり、この最先端技術により、医療業界から製造業界にいたるまで様々な業界のリーダーが、地理的に離れた場所にいても、バーチャルな映像の中で課題に取り組むことを可能にしたと述べた。またジョンソンCEOは、「当社はアラムコ社と共同で、サウジアラビアにコンピューティング・イノベーション・センターを立ち上げることを計画していますが、これは世界でも初めての試みになるでしょう。」と語り、次のように加えた。

「この試みにより、アラムコ社やサウジアラビア国内の他の企業とともに、この分野で革新を続け、マジックリープの新たな活用事例を模索することができます。そしてアラとコ社とともに取り組んでいけることを大変嬉しく思います。」

アラムコの物理的な世界と仮想的な世界を結びつけるこのセンターの開設時期については、まだ検討中であり「計画段階にある」と同氏は述べた。

ジョンソンCEOは、同社が産業界のため「物理的空間のデジタル化」を行っていることを指摘し、産業界の物理的な機器やデータをAR(拡張現実)システムに入れ込み、それらを綿密に調査し、議論し、強化することができると述べた。

フロリダ州南部を拠点とするマジックリープ社は、アラムコ社のオペレーションに新しい革新的なソリューションを導入するため、アラムコ社と複数年にわたるパートナーシップ契約を締結した。

デバイスを通してみると、そこに見える物理的な世界は変わりませんが、その環境に役立つデジタル環境をそこに配置することにより、その環境が強化されます。

ペギー・ジョンソン(マジックリープCEO)

「当社とアラムコ社は現在『婚約関係』にあります。3D会議や遠隔支援など、私たちが模索してきたことは、石油・ガス産業のリーダーとしてのアラムコ社の地位を確固たるものにするためのものです」と付け加えました。

「すぐにパイロットプログラムを開始し、遠隔地での共同作業や教育を促進するためのバーチャルトレーニングも検討しています。」

またジョンソンCEOは、同社は年末に高度なシステム「Magic Leap 2」をリリースする準備をしており、同システムは2022年には広く普及するだろうと述べた。

「当社の第一世代の製品は、ウェアラブルな『Magic Leap 1』です。これは基本的にはヘッドマウント型のAR(拡張現実)ディスプレイです。デバイスを通して見ると、見える物理的な世界は変わりませんが、その環境に役立つデジタルコンテンツを配置することにより、その環境が強化されます」と述べた。さらにジョンソンCEOは、ユーザーは複数の仮想スクリーン上でデジタルデータや画像を見ながら会話することができると加えた。 

ジョンソンCEOは、「Magic Leap 2」は「Magic Leap 2」の半分の大きさで、拡張できる視野が2倍になる」と述べた。 また、機器のサイズを20%軽量化するとともに、さらに多くの映像を表示できるようになる。

「Magic Leap 1」はすでに医療業界で使用されている。カリフォルニア大学デービス子供病院の医師による体が結合した双子の赤ちゃんの分離手術の準備がその一例である。

ジョンソン氏によると、手術チームはマジックリープの技術を使って手術の準備をしたという。「手術を行う外科医はその分野の専門家ではないかもしれませんが、手術を行う際には、実際に専門家を呼んで遠隔支援を受けることができます。」

「それが脳外科手術だと仮定しましょう。何かをしている途中に質問があったり、何度も手術をしたことのある人に話を聞きたいと思うこともあるでしょう。実際にデバイスを使ってそれを行うことができます。遠隔地の専門家に電話をかければ、その外科医が実際に見ているものを見ながら、話をして遠隔支援することができます」とジョンソンCEOは付け加えた。複雑な外科手術を行う際に、遠隔支援に参加きる専門家の数に制限はなく、それにより成功率の向上とコストの削減を図ることができた。

ジョンソンCEOは、マジックリープは移動ができない人々や社会的距離を置く必要がある人々に対しソリューションを提供することができるため、コロナ禍の間に、マジックリープの潜在的な用途が加速したと述べた。

「コロナ禍がきっかけになったと思います。当社はマジックリープのユースケースに取り組んでいましたが、コロナ禍により突然、企業にとって非常に重要なものになりました」とジョンソンCEOは加えた。

特に人気
オススメ

return to top