ソフトバンクは1日、同日付で就任した宮川潤一社長が個人として自社株を約200億円分買い付けると発表した。同社が宮川氏に資金を全額融資し、購入する株式を担保とする。経営トップとして業績と株価に責任を持つ姿勢をアピールするのが狙いとみられる。
宮川氏がソフトバンクグループの孫正義会長兼社長らと経営トップの責任について議論する中で、自社株買いのアイデアが出たという。
宮川氏は「個人として株式を保有することで事業環境がいかに変化しようとも乗り越えていく決意と、事業の成長を望む強い気持ちをステークホルダー(利害関係者)と共有したい」とのコメントを発表した。
宮川氏の3月末時点の保有比率は0.01%。今回の買い付けにより0.3%まで高まる見通し。
JIJI Press