
アラブニュース
ドバイ:ジッダ・イスラム港は、月曜日にサルベージ・チームが巨大コンテナ船の離礁に成功したことを受け、スエズ海運の渋滞に巻き込まれた船舶を支援するため、保管料の免除を申し出ている。
満潮の助けを借りて、タグボートの群れが月曜日にエバー・ギブンの船首を離礁させることに成功した。ジッダは、スエズの南東約1150kmに位置し、スエズ運河に最も近い主要港の一つである。
港湾会社のマワ二社は、ジッダ・イスラム港での船の移動とコンテナの積み下ろしの許可を延長すると発表した。
また、積み替え用コンテナの保管料免除期間を30日から60日に3ヶ月間延長するとしている。
「この取り組みは、国際的なサプライチェーンへの影響を緩和することへのサウジアラビアの強いコミットメントのあらわれであり、サウジアラビアの港湾が、国際輸送市場の変化とそれに伴う課題に十分に対応できることを示すものでもあります」と、マワ二社はサウジ国営通信を通じて発表した。
全長400メートルのコンテナ船は、火曜日の早朝に強風のために運河の南側の部分に座礁し、これによりヨーロッパとアジアを結ぶ最短の航路であるスエズ運河の輸送は停止した。
ジッダ・イスラム港は、極東、ヨーロッパ、アフリカの角を結ぶ重要な海路に位置し、62バースに渡り1億3000万トンの収容能力を誇る。