
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアには、登録された薬品工場が40以上あり、地元市場の医薬品需要の36%を賄っていると、サウジ製薬産業・医療機器コーポレーション(SPIMACO)のMohammed Al-Nahhas会長は述べた。
サウジの医薬品部門の年間輸出額は15億サウジアラビア・リヤル以上であり、年率5%で増加すると推定されている。8日にバンダル・ホライエフ産業鉱物資源相が同社を訪れた際に同氏は述べた。
SPIMACOは415種類の医薬品を製造しており、234種類以上の医薬品を14カ国に輸出していると、Khaled Al-Khattaf CEOは述べた。
同社は2020年に36本の製造ラインを使って医薬品を17億3000万個以上製造している。SPIMACOの薬品工場とその子会社では、ライセンスを受けて50種類以上の新薬が製造される予定だ、と同氏は付け加えた。
SPIMACOの工場では、錠剤や注射剤、シロップ剤、座薬、抗生物質、ドライシロップ剤、カプセル剤、軟膏など、あらゆる剤形の医薬品を製造している。
SPIMACOはサウジアラビア最大の製薬会社であり、2020年の処方薬の製造数は、2位の会社より170万多い1220万だった、とAl-Khattaf氏は述べた。同社の市場シェア率は11.6%で、民間の国際企業や地元企業の中では最も高い。
サウジアラビアは医薬品を34カ国に輸出しており、新たにアフリカ、欧州、アジアの9カ国をターゲットにしている、と同氏は述べた。
同社の従業員の約半数がサウジアラビア人であることを、Al-Khattaf氏は明らかにした。
同氏は、新型コロナウイルスのパンデミックの間、サウジアラビアの医薬品の安全保障を確保するという同社の方針を確認した。
サウジの製薬市場は340億サウジアラビア・リヤルと推定されており、産業鉱物資源省は、ビジョン2030の戦略的目標としての医薬品の安全保障を達成するため、市場の拡大を目指している。