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東京電力の元副社長が出廷

(Photo/ANJ Pierre Boutier)
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29 May 2021 02:05:37 GMT9
29 May 2021 02:05:37 GMT9

アラブニュース・ジャパン

 東京:武藤栄東京電力元副社長が金曜日、東京地裁に出廷し、10年前に福島第一原発が津波に襲われ爆発した当時の同氏の役割と対応について証言した。

 9年前に始まった59回目となる公判で被告は、津波防止措置に対する知識があるかどうかについて質問された。

 公判に出席した証人によると、武藤氏は電子メールを読んでおらず、巨大津波への予防措置の評価を担当する専門家グループのレクチャーにも出席していなかったという。専門家らは福島原発の責任者である東京電力に結論を提出していた。

 アラブニュースの取材に応じた原告側の弁護士らは、武藤氏が明らかにした理由が嘘かもしれないし、電子メールの内容を知らなかったかもしれないが、由々しき事態だと見ている。

 気象庁の元地震・火山部長で証人の濱田信生氏によると、1611年と1617年の津波データが提出されており、それによると大津波は定期的に発生する可能性がある。

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