
アラブニュース
リヤド: サウジアラビアとオマーンは、石油市場の安定化のために、石油輸出国機構(OPEC)と他の産油国の間の協力関係を継続することを求めている。
OPECと非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は先週、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の間で今後の石油生産量戦略をめぐって相違が生じたため、「OPECプラス」の協議が延期された。
サウジアラビアとオマーンは「OPECプラス」の構成国であり、ロシアもこれに参加している。
オマーンの指導者であるスルタン・ハイサム・ビン・ターリク国王は、昨年の即位後初めて、日曜日にサウジアラビアを公式訪問した。
両国は、新型コロナウイルスの感染流行に伴う原油需要が減少する中、「OPECプラス」が石油市場の安定化に尽力したことを称賛した。
サウジ通信社により報じられた声明によると、両国は「石油市場の安定を支えるための連携を継続する必要性を強調した」。
また両国は、温室効果ガス排出から生じる課題に対処するため、20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)の循環型炭素経済アプローチの実施における連携を強化することを歓迎した。
月曜日の原油先物の指標は後退し、ブレント原油は約1%減の1バレルあたり74.82ドル、米国のWTI原油(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の指標価格は同程度の下げ幅の1バレルあたり73.81ドルとなった。