



社内ライター ドバイ
製造業で働くサウジのエンジニアを対象に生産保全の集中トレーニングプログラムが11月10〜14日にジッダで実施されたと発表された。
ジッダ商工会議所(JCCME)の日本担当部の発表によると、このトレーニングプログラムは、産業鉱物資源省(MEIM)と日本の経済産業省(METI)が、日本プラントメンテナンス協会(JIPM)や中東協力センター(JCCME)など日本の組織の協力を得て実施した。
発表によると、このプログラムはMODONで行われたが、実用的側面が重視され、参加者にはSAMCOの工場に足を運び、教室で学んだことを実際に職場環境で活用する機会が与えられた。
発表によると「意見を交換したり議論したりし、工場の生産性を高めることを理解しようという参加者の意欲を刺激した」という。
こうした日本のトレーニングプログラムは、若いサウジのエンジニアを対象としてすでに5つ実施され、これまでに23名のエンジニアが参加した。
参加したエンジニアはトレーニング修了後に、工業サービスのマゼン・M・ジョハー次官、在サウジアラビア日本国総領事館の宮本雅行総領事から修了証明書を渡された。
このプログラムは、ビジョン2030のもと、同国の民間セクターの発展と中小企業の強化のための一連の施策の一つとして、サウジと日本の提携によって行われたものだ。
来年の1月と2月には、品質管理、リーン生産方式、シックス・シグマについてのトレーニングプログラムがMODONで実施される予定。