トヨタ自動車は2日、本格スポーツ用多目的車(SUV)「ランドクルーザー」の新型モデルの国内販売を始めた。2007年以来約14年ぶりの全面改良で、同社の量産車としては初めて指紋認証機能を搭載したほか、軽量化を進めた。価格は510万~800万円。
指紋認証機能の導入はランドクルーザーの盗難被害が多いことに対応したものだ。認証センサー内蔵のエンジン始動ボタンを指で押しても、あらかじめ登録しておいた指紋情報と合致しないとエンジンがかからない仕組みになっている。
併せてボンネットなどにアルミニウム素材を採用したことで、車両全体の重さを従来モデルより約200キロ軽くした。中近東やロシアでは販売中だが、今後はアジア各国にも投入。計130カ国・地域で手掛ける計画だ。
時事通信