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日本の第2四半期GDPは事業支出増により上方修正

4~6月のGDP数値を四半期ごとの物価変動調整後の実質成長率に換算すると0.5%となる。(AFP)
4~6月のGDP数値を四半期ごとの物価変動調整後の実質成長率に換算すると0.5%となる。(AFP)
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08 Sep 2021 09:09:59 GMT9
08 Sep 2021 09:09:59 GMT9

日本経済は、4~6月の四半期に当初予想を超える速さで成長した。これは堅調な資本支出に支えられたものだが、コロナ感染症の再拡大によりサービス業種では消費が低迷しており、今後の経済見通しは不透明である。、水曜日に内閣府が発表した国内総生産(GDP)データによれば、4~6月の経済成長は年率換算で1.9%となり、エコノミストの予測中央値1.6%、当初予測の1.3%を上回った

先週金曜日に菅義偉首相が首相の座を降りると表明し、9月29日の与党総裁選挙に向け道が開かれたが、その後にこの発表があり、世界第3位の経済をどう立て直すか、各総裁候補者の政策の概要が注目される。

上方修正の要因は、当初予測よりも事業支出が好調だったことによる。これは世界的な経済回復の影響を受けて、資本支出と工業生産高がサービス業の低迷をカバーして余りあったということの証だ。

しかしながら、世界的な半導体不足が日本の自動車生産と出荷の足を引っ張る可能性があり、また一方で、中国の経済停滞の兆候が懸念材料となりつつある。

4~6月のGDP数値を四半期ごとの物価変動調整後の実質成長率に換算すると0.5%となり、当初予測の0.3%も予測中央値の0.4%も上回る。

GDP中の資本支出部門は第2四半期に1~3月期から2.3%伸長し、予測中央値の2.0%成長も初期予測の1.7%成長も上回った。

日本のGDPの半分以上を占める個人消費は、4~6月には直前の3ヶ月より0.9%成長し、当初予測の0.8%に対し微増であった。

国内需要は修正後の成長のうち0.8%分に貢献しており、純輸出高(輸出額から輸入額を引いたもの)は第2四半期の成長値を0.3%削る結果となった。

ロイター

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