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旅客機製造企業が貨物機を推進、ドバイで航空業界企業が集結

Getty Images
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14 Nov 2021 10:11:43 GMT9
14 Nov 2021 10:11:43 GMT9
  • 米国の航空機製造企業であるボーイング社は、世界最大かつ最高の性能を持つ新型の大型貨物機を発表する準備を進めている。

コロナ禍後、航空宇宙産業の大手企業らがEコマースに目を向ける中、ボーイング社は土曜日、将来のジェット旅客機「777X」の貨物仕様機の販売に向けて協議を進めていると発表した。一方、エアバス社はA350貨物機の発注契約が近く締結されることを見込んでいる。

また、ボーイング社は、旅客機「787ドリームライナー」の生産停止が間近に迫っていることを表明したものの、通常の出荷に戻る時期については規制当局との協議次第であることを繰り返し述べた。

ボーイング社の民間セールス&マーケティング担当上級副社長のイッセーヌ・ムーニール氏は「多くのお客様と、協議をかなり前に進めてきた。777X貨物機はデザイン的にもお客様の要求を満たすという点においても良い機種であると考えている」と述べた。

ボーイング社は、世界最大かつ最も高性能な新型貨物機の発売を目指している一方、競合する欧州の航空機企業であるエアバス社は、より軽量で効率的なA350貨物機の発注顧客を探している。

エアバス社のチーフコマーシャルオフィサーを務めるクリスチャン・シェラー氏は、コロナ禍後初となる重要な航空業界の集まりであるドバイ航空ショーの前夜に行った別の記者会見において、エアバス社は、A350貨物機の新規受注を「間もなく」発表する予定であると述べ、「A350貨物機に対する世界や地域の市場の反応には非常に満足している」と加えた。

777X貨物機は、「ボーイング777」ファミリーの傘下である2種類の派生型うち、より小型の種類である777-8から派生する機種であることが予想される。

これまで777X貨物機は、777-8旅客機の後に発売されると予想されていたが、ボーイング社のムーニール氏は、主力の777-9型機に比べて発売が遅れている777-8型機よりも先に発売される可能性があると述べた。

ムーニール氏は、ボーイング社は2023年に777-9を納入するという計画を堅持している、と述べた。

777Xの最大の顧客であるドバイのエミレーツ航空の社長は、ボーイング社が約3年間にわたって納期を遅延していることを指摘したうえで、777-9の2023年の納期は確実性に欠けると厳しく批判した。

カタール航空は、777X貨物機の発注をめぐってボーイング社と協議を行っていることを公表しており、フェデックス社も初期の発注候補企業として広く知られている。エアバス社は、シンガポール航空とA350貨物機の発注契約を締結することを希望している。

コロナ禍の影響により、通常は貨物を貨物室に格納する旅客機の飛行回数が大幅に減少したため、貨物機の飛行回数が増加した。

世界の2大航空機企業の販売責任者であるボーイング社のムーニール氏とエアバス社のシェラー氏は、最大級のワイドボディジェット機の需要には疑問が残るものの、市場は回復しつつあると述べた。

一方、ボーイング社は、生産上の欠陥に対処するために中断していた787ドリームライナーの納入再開に向けて取り組んでおり、また、737MAXの中国での再認証をめぐって中国の規制当局と協議しているとムーニール氏は述べた。

しかしムーニール氏は、ボーイング社は時期を最終的に決定する米国や中国の規制当局の決定より先に納入することはないと強調した。

ボーイング787型は、生産上の問題が発生したことにより、5月以降、納入が停止している。7月、米連邦航空局はボーイング787型機の一部に構造問題があると発表した。

専門家らによると、ボーイング社は、未だ改修途上にある737 MAXに代わる重要な資金源である787型について、自社における同機種の改修作業を完了させることと、納入時期についての最終的な判断を規制当局に委ねることの間で、微妙なバランスを取り続けているという。

ボーイング社は先月、納入再開に向けた「明確な見通し」を立てていたものの、最終的な納期の判断は米連邦航空局が下すと述べた。

ムーニール氏はロイターに対し、メールでこのように声明を発表した。

「当社は、航空機一機一機が我が社の厳格な技術仕様を満たすために、十分な時間を取るというこれまでの姿勢を継続している。当社は検査と再作業を実施するとともに、規制当局、お客様、サプライヤーと詳細かつ透明性のある協議を実施している。」

「お客様を失望させたり、納期を遅延させたりすることは必ず回避したいと考えているものの、当社にとって品質と安全性は常に第一である。」

737 MAXは、約2年間の安全停止期間を経て、昨年末に欧米の主要規制当局から認可を受けたものの、中国ではまだ運航再開が認められていない。

中国の航空当局は、ボーイング社が提案した737 MAX機の設計変更により安全上の問題が解決されることに満足していることをボーイング社側に伝えており、2年以上続いた飛行禁止措置の解除に近づいていることを示した。

さらにムーニール氏は記者団に対し、ボーイング社は米国または国際的な規制当局の要求に従うと述べた。

ロイター

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