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サウジアラムコが新規株式公開(IPO )で史上最大となる256億ドルを調達

 2019年11月27日に撮影された写真は、サウジアラビアの首都リヤドで、女性が携帯電話で投資サービスのウェブサイト上のサウジアラムコの株式公開の発表を確認している様子である。(AFP/file)
2019年11月27日に撮影された写真は、サウジアラビアの首都リヤドで、女性が携帯電話で投資サービスのウェブサイト上のサウジアラムコの株式公開の発表を確認している様子である。(AFP/file)
06 Dec 2019 12:12:44 GMT9

ニューヨーク

サウジアラビアの国営石油会社アラムコは、木曜日に最初の株式募集を開始し、目標範囲の上限で価格設定して256億ドルを調達したと、2つの情報筋がAFPに伝えた。

この大手石油会社が調達した金額は、中国のオンライン取引グループであるアリババが2014年にウォール街に上場した際に獲得した250億ドルを超えるものとなっている。

またこの市場デビューにより、サウジアラビアの巨人の価値は1兆ドルクラブの他の巨大企業、アップル(1.2兆ドル)、マイクロソフトとアリババ(1.1兆ドル)、をはるかに超える1.7兆ドルにまで押し上がることになる。

情報筋によると、アラムコは、リヤドのタダウル取引所で32リヤル、すなわち8.53ドルで12月12日に取引を開始することが予想されている。

これは、大手銀行が取引開始後の最初の数日間はボラティリティを減らすよう注意を促しているにもかかわらず、同社が先月設定した30〜32リアルの範囲の上限である。

IPOは主としてサウジ人自らによって引き受けられた。というのは、主要な外国投資家は、コーポレートガバナンス、同社の石油設備を保護する能力、さらに世界的な気候政策がより厳しくなっている中での利益見通しについて疑問を抱いているからである。

アラムコの市場デビューは、サウジアラビアの経済を多様化し、圧倒的な石油依存からの解放に一役買うことを意図したものである。

同社は、新規株式公開で資本の1.5%を売却する予定である。

AFP

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