
ヤナ・サルーム
リヤド: 新規株式上場の申請が押し寄せているサウジアラビアで、昨日、企業の株式上場承認の最新ラウンドが行われた。
市場規制当局である資本市場庁(CMA)は昨日水曜日、7030万株の新規上場を承認した。そのうち大きな部分を占めたのが、公的投資基金が全額出資するElm社の新規株式上場(同社株式の30%に相当する2400万株)の承認である。
当局によると、すべての承認は、理事会の決定日から6ヶ月間有効であり、この期間内に募集および上場が完了しない場合は取り消される。
資本市場庁(CMA)のモハメド・エルクウェイズ長官は11月、承認を待つ上場申請がさらに54件(うち31件は直接上場)あると述べ、タダウル(サウジアラビア証券取引所)の強さを強調、アラムコを除いてもサウジの株式市場は今や王国の経済全体を上回る規模になっていると述べた。長官によると、アラムコを加えれば、タダウルの規模は王国の経済規模の4倍になる。
AMAK 社株
Al Masane Al Kobra Mining Co.は、同社株式の30%に相当する1980万株の新規上場を申請し、資本市場庁はこれを承認した。
Al Dawaa社上場
また、Al Dawaa Medical Services Co.は、同社株式の30%に相当する2550万株の新規上場を申請、資本市場庁はこれを承認した。
同社の目論見書は、募集期間開始前に発行される予定。
私募
Raoom Trading Companyも、同社株式の20%にあたる100万株のパラレルマーケット(中小企業向け並列株式市場)Nomuへの上場を申請、当局の承認を得た。
直接上場
AME Company for Medical Suppliesは、パラレルマーケット直接上場に向けての株式登録を申請、当局はこれを承認した。
減資
CMAのウェブサイトによると、CMAはEtihad Atheeb Telecommunication Co.の減資申請を承認した。
「GO」としても知られる同社はサウジの固定電話事業者で、音声およびブロードバンドサービスを提供している。
減資により、同社の資本金は2億2850万SRから9000万SR(2400万ドル)に減少する。
株式数は2280万株から減って約900万株となる。
CMAによると、減資は同社の臨時株主総会の承認と、関連諸手続・調整の完了を条件として実行される。