ロンドン時事: 年末年始の連休明けとなった4日午前のロンドン外国為替市場で、円相場が1ドル=116円台に下落し、2017年1月以来、約5年ぶりの円安水準となった。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」による重症化の可能性は低いとの見方から、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、安全資産とされる円を売ってドルを買う動きが広がった。
正午現在は116円10~20銭と、前営業日(12月31日)午後4時に比べ1円00銭の円安・ドル高。
市場関係者からは「米国株が買われ、米長期金利がさらに上昇したことで、新型コロナに対する警戒感が相殺された」(英調査会社)との指摘が出ている。
対ユーロは、1ユーロ=130円95銭~131円05銭で、05銭の円安・ユーロ高。
時事通信