• 1月30日から3月27日まで、毎週日曜日に定期便がパリのシャルル・ド・ゴール空港を出発する

アラブニュース

ドバイ：国営航空会社サウジ航空（サウディア）は、1月27日に歴史的オアシス「アル・ウラー」が目的地となるパリ発の直行便を就航させる。サウジアラビア政府がユネスコ世界遺産リストにさらなる文化遺産を登録しようとする試みの一環だ。

声明によると、新航空路開設によりフランスや近隣諸国の観光客が、世界に類を見ないアル・ウラー史跡を初めて探索するという貴重なチャンスが開かれるという。

定期便は1月30日から3月27日まで毎週日曜日にパリのシャルル・ド・ゴール空港を出発し、5時間後にアル・ウラーに着陸するという。ボーイング787「ドリームライナー」が就航する。

サウディアの観光資源管理・マーケティング担当統括役員フィリップ・ジョーンズ氏はこう述べた。「フランス人は冒険心にあふれる旅行好きで、常に新しいものに初めてチャレンジしたがります」弊社としては… 多くのヨーロッパ人にこのチャンスを活かしてサウジアラビアの歴史遺産に足を運んでもらい、定期便は3月27日まで運航されますので、できれば冬のイベントにも複数参加してもらいたいと願っております」

アル・ウラーの冬季イベントとしては、3月末までに4つの大規模な祭りが開催される。「タントラの冬」「アル・ウラー芸術祭」「アル・ウラー・スキー祭り」「アル・ウラー・ウェルネス」だ。

サウディアで旅客販売担当バイスプレジデントを務めるハゼム・ソンボル氏は、声明の中でこう述べた。「サウディアがアル・ウラー着の国際直行便を飛ばすのは今回が初めてですが、他社も同じ動きを取ると信じています。サウジアラビアの歴史や文化を是非とも探検したいという世界中のお客様が増えていますので」

一方、フランス・アル・ウラー開発庁（AFALULA）のジェラール・メストラレット長官はこう述べた。「アル・ウラーの持続可能な開発に関する政府間合意が2018年4月に調印されて以来、アル・ウラー王立委員会とAFALULAが主導して、サウジとフランスの経済界や文化界が協業を進めていますが、ますます盛り上がっており成果を上げています」

「2019年9月にサウジアラビアへの観光ビザが解禁されたのに続き、パリからの直行便が就航したことで、アル・ウラーという世界に類を見ない文化遺産への脚光が高まっていくことでしょう」