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高炭素強度の生産者は将来の石油市場の一員にはなれない:アラムコ会長

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21 Feb 2022 08:02:32 GMT9
21 Feb 2022 08:02:32 GMT9

アラブニュース

リヤド:高コスト・低効率・高炭素強度の生産者は、将来の石油市場の一員にはなれないと、サウジアラムコの会長が述べた。

リヤドで開催されたIPTC2022で演説したヤセル・アル・ルマイヤン会長は、アラムコはネットゼロの野心を掲げており、現在、石油・ガス気候イニシアチブ(OGCI)の2025年の上流部門炭素強度目標値を大幅に上回っていると話した。

「石油1バレル当たり二酸化炭素10.6kgの上流部門炭素強度は、今日の石油・ガス業界の主要生産者の中でも最低の水準であり、OGCIの2025年上流部門炭素強度目標値である石油1バレル当たりの二酸化炭素排出量17.0kgを大きく下回っている」と、アル・ルマイヤン会長は述べた。

石油生産会社は現在、炭素の回収・利用・貯留に関する広範な研究を行っている。

アラムコ会長はまた、同社が2021年に米国で860件の特許を取得したことに言及した。アラムコは生産施設全体でAIと高度なデータ分析を活用しており、また、空中・陸上・海上でのドローンやロボットの配備も進めているという。

同会長は、エネルギーの移行には時間がかかると述べた。「例えば、電気自動車は何年もの間、目覚ましい成長を遂げてきたが、現在道路を走っているのは1,000万台ほどであり、これは世界中の自動車の1%にも満たない」

石油とガスは、現在進んでいる再生可能エネルギー源への移行の一環であると、サウジアラムコ会長は述べ、新しいエネルギー源は、炭化水素でしか製造できない原料に依存していると付け加えた。

同会長は、サウジアラムコはネットゼロの目標を達成するためにいくつかの措置を講じているが、それは、同社が「石油とガスから撤退しようとしている」ことを意味するものではないと述べた。

「我々は世界一の生産者であり続けるつもりだ」と、アル・ルマイヤン会長は話した。

同会長は、エネルギーの移行には時間がかかると述べた。「例えば、電気自動車は何年もの間、目覚ましい成長を遂げてきたが、現在道路を走っているのは1,000万台ほどであり、これは世界中の自動車の1%にも満たない」

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