
三菱自動車は1日、ロシアへの経済制裁強化を受け、同国の生産・販売拠点の稼働を停止する可能性があると明らかにした。現地の供給網が影響を受けることが想定されるため。
同社は現地での決済はルーブル建てで、現時点で部品供給がすぐに停止する恐れは低いとしている。ただ、関係者によると、物流に混乱も生じており、供給網の正常化は見通せない。
停止する可能性がある生産拠点は、モスクワ南西に位置するカルーガにあり、欧米大手ステランティスとの合弁工場。2021年の実績ではパジェロスポーツなどを計2万1000台生産している。
時事通信