
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの公的投資基金(PIF)が過半数の株式を保有するルーシッド・モーターズは、同国内で初めての電気自動車生産工場を建設するため、土地を賃借した。
ルーシッド・モーターズは、キング・アブドラ・エコノミックシティ(KAEC)のインダストリアル・バレーの工業用区画を1億1400万サウジ・リヤル(3000万ドル)で賃借する契約を締結した。KAECの開発業者エマール・エコノミック・シティ(EEC)が発表した。
EECは、サウジアラビア証券取引所に提出した報告書の中で、この契約は、ルーシッドが掲げる「自動車の製造・組立工場および付随する施設をすべて一緒に建設・運営する」という目標達成への一歩と位置付けられるとしている。
またEECによると、この事業計画により財務上の影響が出るのは、2022年から2027年までの契約期間中の財務諸表である。
サウジアラビアの国富ファンドが2021年12月時点で所有していたルーシッド株は、9月末の258億ドル相当から増加し、386億ドル相当だったことが先の米国規制当局への開示で明らかになった。
この増加は、同社の株式の価格が上昇した結果である。