
リヤド:ウクライナ政府は現在、ドージコインの寄付を受け取る準備を進めていると、同国の副首相ミハイル・フェドロフ氏が発表した。
「ドージコインの価値はロシア・ルーブルを上回りました。ウクライナはミームコインでの寄付の受付を開始します。今やミームコインでも我が軍を支援し、ロシアの侵略者から命を救うことができるのです。世界のドージ所有者、イーロン・マスク、ビリー・マーカス、寄付しましょう」とフェドロフ氏は語った。
ドージコインの受け入れが決定したのは、ウクライナ政府がビットコインとイーサリアムでの寄付を要請し、寄付先アドレスに数百万の寄付が殺到した後のことだった。
フェドロフ氏のツイートに対して、ドージコインの共同創設者であるビリー・マーカス氏は「いくらか送った」とツイートしている。
「ドージコインユーザーは一般的に金持ちではないし、ドージコイン自体も一般的に小さな取引に使われるものですが、我々は思いやりと情熱のある集団です。助ける意志のある人は、可能な支援を提供するでしょう。今回のことがすべて済んだら、ウクライナが負った傷が癒え、より強く再建されることを願っています」とマーカス氏は付け加えた。
ブロックチェーンエクスプローラーの統計によると、寄付先のドージコインアドレスの保有額は3万8,355ドルとなっており、寄付は刻々と集まっているとのことだ。
注意
Bleeping Computer社は記事の中で、「ロシアの軍事作戦から国を守ろうとするウクライナ人に仮想通貨を送ろうとする人は、フィッシングサイトやフォーラムの書き込み、電子メールに引っかかる可能性がある」と、注意喚起を行っている。
テクノロジーニュース機関である同社は、キエフ政府やウクライナの NGO が指定したアドレスとは異なるアドレスに仮想通貨を寄付してウクライナを支援するようユーザーを誘う、新手の詐欺を多数確認した。
Bitcoin.comによると、こうしたメッセージの中には、国連人道問題調整事務所(OCHA)やNPRのドメインから来たように見える詐欺メールから、「Help Ukraine」運動にリンクしているかのようなフォーラムの投稿まで、様々なものがある。
今回の報告によると、Malware Hunter TeamやJake Jcybersecといった他のサイバーセキュリティやランサムウェアの研究者も、「Ukraine-donate、Ukraine global aid、Ukraine war support」といった、詐欺師が設立した.orgや.comドメインを他にも多数発見したという。
為替
木曜日、国際的な主要仮想通貨であるビットコインの価値は下がり、リヤド時間午後1時14分には2.10%減の4万3,179ドルとなった。
Coindeskのデータによると、2番目に取引されている仮想通貨であるイーサリアムは4.01%上昇し、2,881ドルとなった。