
アラブニュース
リヤド:フォックスコン・テクノロジー・グループはマイクロチップ、電気自動車部品などの電子製品を製造する90億ドルの工場を共同で建設する計画について、サウジアラビア側と協議を行っている。14日、ウォール・ストリート・ジャーナルが事情に詳しい関係者の話として報じた。
アップル社の主要サプライヤーとして知られるフォックスコンにロイターがコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、サウジ当局はフォックスコンの提案を検討中だという。鴻海精密工業の名称でも知られる同社はNEOMに表面実装技術とウエハ製造の2ライン半導体工場の建設を申し出ている。
報道では匿名の関係者の話として、サウジ当局は工場の製造品の3分の2以上をフォックスコンの既存のサプライチェーン向けとし、購入者の存在を確保することで、最終的にプロジェクトの利益が確実となる保証を同社に求めているとしている。
フォックスコンは昨年、中東で乗用車用のソフトウェアとクラウドインフラに焦点を置いた電気自動車プロジェクトを起こす計画を発表した。