
サルマ・ワエル
リヤド:サウジアラムコの株価が、2021年度の大幅な利益の報告を受け、日曜の早い時間の取引で約4%急騰した。
同社の株価は前日の終値41.85ドルから上昇し、サウジアラビア時間午前10時45分に43.45サウジアラビア・リヤル(11.58ドル)を付けた。
今回の株価上昇により、テック大手のアップルに次いで世界第2位を誇るこの石油大手の時価総額は、2兆3,200億ドルに近づいた。
これより前、「世界で最も収益性の高い石油会社」と言われるアラムコの利益が、前年度の1,830億サウジアラビア・リヤルに対して、4,120億サウジアラビア・リヤルに達したことが、同社の取引所への提出書類で明らかになっていた。
同社は年間配当を前年と同じ750億ドルに据え置く一方、株主に40億ドル相当のボーナス株を付与すると発表した。
アラムコは、現在まで高騰を続ける石油価格上昇の恩恵を受け、今年は2014年以来の株価水準で取引されている。