
ダナ・アル・オマー、ファハド・アブドル・ジャダエル
リヤド: ゼネラルモーターズ社のサウジアラビアにおける事業が、同社の収益の50%を占める中、中東・アフリカ地区の幹部がサウジアラビアに製造工場を設立することを検討中であるとアラブニュースに語った。
GMアフリカ・中東のルエイ・アル・シュラファ取締役社長は、サウジアラビアのリヤドで数日間にわたって開催された世界起業家会議(GEC)に出席し、さまざまな人々と面談してサウジアラビアの将来的な可能性が印象に残ったとした上で「GECは、サウジアラビアと同国の若者たちが持つ能力のほんの一例を示しているに過ぎない」と述べた。
また、アル・シュラファ氏は、GM社が成長の加速、顧客体験の変革、モビリティと運輸部門の改革で成功を収めるには、政府や公共および民間セクターとの戦略的パートナーシップの形成が必須であり、GECでGM社の成長の機会を模索し、サウジアラビアの開発ビジョンに貢献する方法を検討しているところであると述べた。
同氏によると、GM社は2025年までに13種の完全電動自動車をサウジアラビアに導入する計画であり、さらに12ヶ月以内に同国に「サプライズ」をもたらすべく取り組んでいるところであるという。
GM社はかつてジェッダにオフィスを構えていたものの、数年前に閉鎖されており、アル・シュラファ氏は、今年の第1四半期までにはサウジアラビアでの事業を開始したいとしている。
アル・シュラファ氏は、GM社が2022年11月頃にリヤドでExhibit Zero Arabiaを主催する予定であることを公表し、最後に「当社はサウジアラビアのみなさんと技術、革新、そして間もなく発売予定の電気自動車を共有してゆくつもりである」と述べて締めくくった。