
トヨタ自動車は23日、セダン「マークX」の生産を終了し、1968年に登場した前身モデルの「コロナ マークII」以来となる51年の歴史に幕を下ろした。マークXは、2004年にマークIIの後継モデルとして誕生。最近はスポーツ用多目的車(SUV)やミニバン人気に押され、販売が落ち込んでいた。
マークIIとマークXの累計生産台数は約688万台。ピーク時の年間販売台数は約21万台(1989年)に上ったが、18年の販売台数は約3900台まで減少していた。
トヨタは、マークXを生産してきた愛知県豊田市の元町工場でイベントを開催。同社は今後について「顧客ニーズの高い車に開発の資源を集中させる」としている。
Jiji Press