11日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが広がり、一時1ドル=125円台に上昇した。午後3時現在、124円99銭~125円00銭と前週末(午後5時、124円04~04銭)比95銭のドル高・円安。
東京市場は124円40銭前後で取引が始まった。実需筋の買いに支えられたほか、時間外取引での米長期金利の上昇を受け、午前中にいったん125円に接近。その後も高値圏を維持し、午後に入って約2週間ぶりに125円台を付けた。
目先の関心は「12日に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)に集まっている」(邦銀大手)とされる中、米長期金利の上昇などがドル買いにつながったとみられる。また、欧州勢が取引に参入してくる夕方以降に再び、ドル円が動意付く可能性があるとの声も聞かれた。ユーロは午後は対円、対ドルでじり高、午後3時現在、1ユーロ=136円15~22銭(前週末午後5時、134円80~80銭)、対ドルでは1.0892~0892ドル(同1.0867~0867ドル)。
時事通信