
アラブニュース
リヤド:統計総局(通称GASTAT)によると、サウジアラビアの年間インフレ率は2月の1.6%から上昇が加速し、3月には2%に達した。
2022年3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同期比で2%の急増、2022年2月との比較では0.3%の上昇となった。
CPIの上昇は主に、食品・飲料の他、輸送価格の上昇に起因している。
輸送価格は、約4%の上昇となった新車価格とともに、ガソリン価格が14.7%上昇した結果、4.7%上昇した。
食品・飲料関連の価格は3%の大幅上昇となった。
今回発表されたインフレ率は、ブルームバーグが実施したアナリスト調査の結果と一致している。
サウジの投資調査会社ジャドワ・インベストメントは、サウジアラビアの2022年のインフレ率を1.7%から2.4%に上方修正した。
これは主に、ロシアとウクライナの戦争が小麦、石油、天然ガスなどのさまざまな商品に影響を与えたことに起因すると、ジャドワは最近の調査メモで述べている。
これに加え、新型コロナウィルス感染症の新たな波が、中国をはじめとするいくつかの地域でサプライチェーンの問題を悪化させ、輸入コストの上昇を促すと予測されていることも、上方修正予想につながった。
また、聖なる月であるラマダンも、サウジアラビアの2022年のインフレ率修正の際に考慮されている。当月中の食品や飲料の消費量増加が、地域レベルで食品・飲料関連価格に上昇圧力を加える可能性が高いためである。