ロンドン時事: サウジアラビアの政府系ファンドが、任天堂の株式の5.01%を取得したことが18日に提出された大量保有報告書で明らかになった。取得金額は約4100億円だったという。
任天堂は人気ゲームシリーズの「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」などを生み出したことで知られ、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売も堅調だ。円安が進む中、海外投資家による日本の優良企業への投資が加速する可能性がある。
この政府系ファンドは「公共投資ファンド(PIF)」。大量保有報告書では保有目的を「純投資」としている。
サウジの実権を握るムハンマド皇太子はゲーム好きと伝えられている。米ブルームバーグ通信によると、PIFは過去2年間、ゲームメーカーやゲームの腕を競う「eスポーツ」の企業に積極的に出資している。
時事通信