
アラブニュース
サウジアラビア総合統計庁(通称GASTAT)は、2022年3月期の非石油部門の輸出が前年同月の225億サウジリヤルから282億サウジリヤル(75億2000万ドル)に増加したことを報告で述べた。
再輸出を除く非石油輸出は、前年同月比22.4%増となった。
月次ベースでも、非石油部門の輸出は32億ドル(12.8%)増加した。
原油と石油製品を含む石油部門の輸出は、再輸出を除く金額ベースで123%急増し、2021年6月以降の年間成長率として過去最高となったことが、アラブニュースがまとめたデータで明らかになった。サウジアラビアは2022年3月に約1140億サウジリヤル(304億ドル)相当の原油と精製油を出荷した。
前月比で、サウジアラビアの原油と精製油の輸出は35.7%急増し、少なくとも2017年2月以来の過去最高の増加率を記録した。
2022年3月のサウジアラビアの商品輸入は、552億サウジリヤルに増加した。輸入は前年同月から9.8%増となった。また、輸入は前月から12.5%増加したと、GASTATは報告で述べた。
その結果、再輸出を含むサウジアラビアの貿易収支は前年同月比で273%増、つまり4倍近くの伸びを示し、2月の599億サウジリヤルから869億サウジリヤルへと増加した。
アラブニュースがまとめたデータによると、3月の貿易収支の数値は2017年1月以降で過去最高となり、2021年5月以降で最高の月間45.2%の増加を示している。