
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアで進行中の5000億ドル規模のギガプロジェクトNEOMは、スマートリニアシティ 「ザ・ライン」の一環として、全長28kmの高速輸送・貨物サービス専用トンネル2本の建設を企業グループに発注した。
ジョイントベンチャーグループ2社が、下部地区と上部地区に分割された輸送プロジェクトをそれぞれ請け負う。
1社目としてFCC Construction SA/中国建築股份有限公司/Shibh Al-Jazira Contracting Companyによるジョイントベンチャー(FCC/CSCEC/SAJCO JV)が、2社目としてサムスン物産/現代建設/ Saudi Archirodon Company Ltd.によるジョイントベンチャー(SHAJV)がそれぞれ受注した。
このトンネルの開発により、より速く安全で、より簡単に人やモノが移動できるようになる。
このトンネル工事で掘削された岩石は、トンネルのコンクリートライニングやNEOM内の他のプロジェクトで再利用できるよう処理されるため、自然への影響を最小限に抑えることができる。
NEOMのナドミ・アル・ナスルCEOは、契約締結について次のようにコメントした。「本日、NEOMにとってまた新たな重要な節目を迎えました。これから行われるトンネル工事の範囲や規模は非常に大きく、このプロジェクトの複雑さと大志を強調しています。」
「私たちは、NEOMの取締役会会長であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子が定めた、NEOMの新たな未来のビジョンを達成するために前進しています。」
「NEOM では新しい生活様式を促進し、シームレスなモビリティを実現して排出ガスを削減することで、環境保護に取り組んでいます。サウジアラビアにとって大きな飛躍となるばかりではなく、我々は世界中に持続可能な生活モデルを構築しようとしています」とアル・ナスルCEOは付け加えた。