
アラブニュース
リヤド: サウジアラビアの原油輸出量が5月に月次ベースで日量33万2千バレル減少したことがジョイント・オーガニゼーション・データ・イニシアチブの発表で明らかになった。
データによると輸出量は日量705万バレルで、4月から4.5%減少した。この減少は直近15ヶ月で最大だ。
5月の原油生産量は前月比で日量9万7千バレル増の日量1,053万8千バレルとなった。4月の日量1,044万1千バレルから0.9%増となった。
しかし、サウジアラビアの原油輸出量は前年同期比で日量140.1万バレル増加しており、2021年5月の日量564.9万バレルから24.8%増加している。
原油生産については、昨年の日量854万4千バレルから23.3%増の日量1,053万8千バレルとなり、年間199万4千バレルの増加となった。
今年5月、サウジアラビアの製油所の対応能力は日量21万1千バレル増加の日量277万3千バレルとなり、4月の日量253万8千バレルから8.5%急増した。
電力向け直焚き原油は4月の日量39万7千バレルから5月の日量58万3千バレルへと日量18万5千バレル増加した。
原油在庫を見ると、サウジアラビアの原油在庫は4月の前回値1億3,957万9千バレルから484万2千バレル増え、5月は1億4,442万バレルとなった。
原油の直接消費量と在庫レベルのネットの月次増加量は、ともに直近数カ月のうちで最も高い水準となった。