
アテネ:月曜日、海域をめぐるトルコとの協議再開に近づいている、とギリシャ政府のステリオス・ペタス報道官が発言した。
NATO加盟国であるトルコとギリシャは、地中海東部の海事管轄権と資源探査権を巡り激しく意見が対立している。先月、トルコが地震探査船オルチ・レイス号をギリシャもまた権利を主張する海域に派遣したことで、両国間の緊張が高まっていた。オルチ・レイス号は先週、トルコ政府の言う定期検査のため帰港したが、ギリシャはこれを対立緩和のための前向きな第一歩だと述べた。
「我々は予備的協議の再開に近づいているが、いつ実現するかは、ギリシャとトルコ双方にかかっている。所感は良好だ。」とペタス報道官は記者団に対し語った。
以前に行われたギリシャとトルコの海洋境界線を定める協議は、2016年に決裂した。ギリシャメディアは、早ければ今週中にも予備的協議が開始される可能性があると報じている。
ロイター