
トヨタ自動車は4日、2023年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を修正し、純利益を前期比17.2%減の2兆3600億円(従来予想2兆2600億円)に引き上げた。世界的な半導体不足や鋼板など原材料の価格高騰を、円安による収益の押し上げ効果が上回ると見込んだ。
売上高に当たる営業収益も9.9%増の34兆5000億円(同33兆円)に上方修正。本業のもうけを示す営業利益は19.9%減の2兆4000億円で据え置いた。
通期の想定為替レートは、1ドル=130円(同115円)と、足元の市況を踏まえて円安方向に修正。グループ全体の世界販売台数は1070万台で据え置いた。
22年4~6月期は、営業収益が前年同期比7.0%増の8兆4911億円、営業利益が42.0%減の5786億円、純利益が17.9%減の7368億円だった。
時事通信