
アラブニュース
ドバイ:サウジアラムコは11月末までに日量最大1200万バレルの生産能力を取り戻す方向に向かっていると、ロイター通信は水曜日にアミン・ナセルCEOの発言を引用した。
ナセル氏は、国際的な対応がなければ、サウジ石油施設に対して行われた攻撃と同様の攻撃が続くだろうと付け加えた。
「国際社会が具体的に行動し解決しないと、攻撃者をつけあがらせることになり、実際に世界のエネルギー安全保障をより大きなリスクにさらす可能性があります」と、ロンドンで開催されたオイル&マネー会議で、まれにみるナセル氏による政治的発言がなされたとロイター通信は語る。
10月の生産量は1日当たり990万バレルに達し、計画どおりに顧客に供給し続けたため、この攻撃により会社の収益が減少することはないとナセル氏は付け加えた。
サウジアラムコの通常の生産量である1日当たりの石油生産量1130万バレルは、9月14日の攻撃後、予想よりも早く回復したとアル=アラビーヤは報告した。
この攻撃による被害は、世界最大の石油生産国の能力に影響を与え、原油価格の高騰を引き起こした。