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三菱商事も参画通知へ=サハリン2、ガス権益維持

三菱商事は「慎重な検討を重ね、総合的な観点から判断した」(広報部)とコメントした。(AFP)
三菱商事は「慎重な検討を重ね、総合的な観点から判断した」(広報部)とコメントした。(AFP)
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25 Aug 2022 02:08:24 GMT9
25 Aug 2022 02:08:24 GMT9

三菱商事は25日、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の新たな運営会社に参画する意向をロシア政府へ通知すると明らかにした。三井物産も既に同様の方針を決めており、両社は月内にも通知する。権益を維持して液化天然ガス(LNG)を安定的に調達するのが狙い。ただ、参画に伴ってロシア側が新たな条件を課す可能性もあり、予断を許さない状況が続く。

三菱商事は「慎重な検討を重ね、総合的な観点から判断した」(広報部)とコメントした。ロシアは通知から3日以内に参画を認めるかどうか審査する見通し。

三井物産はサハリン2の旧会社に12.5%、三菱商事は10%をそれぞれ出資。ロシアは今月5日、新会社を設立して事業を移管し、両社に対して新会社に同様の出資比率で参画するかどうか9月4日までに通知するよう求めていた。

日本は、サハリン2からLNG年間輸入量の約8%に当たる600万トンを調達。日本政府はLNGを国内へ安定供給するため、両社に出資を継続するよう要請していた。松野博一官房長官は25日の記者会見で、「(2社が)正式に同意の意向を固めたことは承知している。引き続き状況を注視し、LNGの安定供給に万全を期していきたい」と述べた。

  1. 時事通信
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