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ルア・アル・マディーナ・プロジェクト、GDPに51億円の上乗せ効果と93,000人の雇用創出を見込む

新プロジェクトは、巡礼者のための近代的なイスラムおよび文化の中心地としてのマディーナ(メディナ)の地位を高めると同時に、居住者である市民の生活の質を向上させることも目的としている。(提供写真)
新プロジェクトは、巡礼者のための近代的なイスラムおよび文化の中心地としてのマディーナ(メディナ)の地位を高めると同時に、居住者である市民の生活の質を向上させることも目的としている。(提供写真)
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26 Aug 2022 11:08:56 GMT9
26 Aug 2022 11:08:56 GMT9

アラブニュース

リヤド:ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が立ち上げたルア・アル・マディーナ・プロジェクトは、その完成時にはサウジアラビアの国内総生産(GDP)に1億4000万サウジアラビア・リヤル(約51億円)の上乗せ効果が得られると、同プロジェクトの最高経営責任者(CEO)、アハマド・アル・ジュハニ氏は述べた。

アル・ジュハニCEOはさらに、同プロジェクトは、2030年までの建設・開発段階を通じて人員を随時採用しながら、全体で9万3000人分の直接・間接の雇用機会を創出すると語ったとサウジアラビアの国営テレビ、アルイフバリヤ(Al Ekhbariya TV)は報じている。

ルア・アル・マディーナ・プロジェクトは、サウジアラビアの公共投資基金が所有するルア・アル・マディーナ・ホールディング社が開発を行うもので、広さは150万平方メートル(うち63%はオープンスペースと緑地)、47,000室ものホテル機能を備える予定となっている。

「預言者のモスク」の東側に位置するこの開発プロジェクトには、9つのバス停、地下鉄の駅、自動運転車用のトラック、地下駐車場も設置され、同モスクや周辺の住宅・商業施設へのアクセスも優れたものになる。

同プロジェクトの立ち上げの際、経済開発評議会と公共投資基金の両方の会長を務めるムハンマド皇太子は、このプロジェクトが、今後数年間でウムラの巡礼者の受け入れ能力を3000万人に引き上げるのに一役買うだろうと語っている。

国営サウジ通信の報道によると、ルア・アル・マディーナ・ホールディング社も、新プロジェクトが、街の文化遺産の活性化とともに、サウジアラビアの「ビジョン2030」で示されたハッジ、ウムラ、旅行各部門の目標達成に貢献できると述べている。

また、新プロジェクトは、巡礼者のための近代的なイスラムおよび文化の中心地としてのマディーナ(メディナ)の地位を高めると同時に、居住者である市民の生活の質を向上させることも目的としている。

ルア・アル・マディーナ・プロジェクトの開発地には、預言者ムハンマドとその教友たちの遺産に関連するいくつかの歴史的なモニュメントも展示されるとのことである。

さらに、聖地マディーナの比類のない遺産と文化が、プロジェクト内の建物や施設のデザインに反映されるとも国営サウジ通信は伝えている。

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