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日経株価は中国のウイルスの恐怖で不振

6G技術を活用した社会の在り方や実現に向けた政策の方向性を議論する。独自に研究を進めている民間企業や他省庁にも連携を呼び掛ける。(Shutterstock)
6G技術を活用した社会の在り方や実現に向けた政策の方向性を議論する。独自に研究を進めている民間企業や他省庁にも連携を呼び掛ける。(Shutterstock)
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21 Jan 2020 06:01:39 GMT9
21 Jan 2020 06:01:39 GMT9

中国での新型コロナウイルスの発生により、投資家たちが、米中貿易協定に続く経済的背景の改善が混乱する可能性があるという懸念にとらわれたため、火曜日に日本の株価が下落した。

航空会社や旅行会社は、より広範な感染の恐れに見舞われ、投資家は、空港やその他の重要な場所で乗客のスクリーニングに使用されるマスク、防護服、さらには赤外線カメラのメーカーまで買い急いだ。

日経平均株価は月曜日の15か月ぶりの高値から0.91%低下して23,864.56となり、より広範なTopixは0.53%減の1,734.97となった。

「世界経済は昨年の後退から回復すると考えていた。しかし、中国全土に感染が広がり、経済に影響が出た場合、そのシナリオの変更を考えなければならないかもしれない。」と岡三アセットマネジメントのシニアストラテジストである前野 達志氏が述べた。

中国の保健当局は、ウイルスが人から人へと感染する可能性があると述べた。 他に日本、韓国、タイの3カ国がすでに症例を確認している。

航空会社は、東京証券取引所の33業界のサブインデックスで最もパフォーマンスが悪かった。 感染流行が旅行需要を損なう恐れがあるため2.5%減少した。

ANAホールディングスは2.2%減少し、日本航空は3.0%減少した。 旅行会社H.I.S. は5.1%下落し、東京の羽田空港運営会社である日本空港ターミナルが4.5%下落した。

中国にて、および中国人観光客からの強い需要の恩恵を受けた化粧品メーカーの資生堂も3.9%下落し、日経構成銘柄中で最悪のパフォーマンスであった。

しかし、ウイルス発生に対する不安は、他の一部に意外な利益をもたらした。

防護服のサプライヤであるAzearth(アゼアス)は、値幅制限16.2%まで増加し、エアシャワーやその他の空気清浄製品を製造するAirtech Japan(日本エアーテック)は8.0%増加した。

抗ウイルスマスクを製造するShikibo(シキボウ)は10.8%増加し、繊維メーカーのOmikenshi(オーミケンシ)は16.4%増加で1日の値幅制限に達した。

赤外線カメラを製造するNippon Avionics(日本アビオニクス)は、17.1%増加した。

他では、親会社のMaeda Corp(前田建設工業)が月曜日に道路建設会社の支配権獲得のための一方的買収提案を開始すると発表した後、Maeda Road Construction(前田道路)は2日目に急騰した。

より多くの業界の統合への希望が、セクター全体を持ち上げるのを助けた。 東京証券取引所の建設会社指数は0.6%上昇し、15ヶ月ぶりの高値となった。

一方、Toshiba Machine(東芝機械)は、ベテランの日本のアクティビスト投資家である村上 世彰氏に裏打ちされた投資ファンドによる買収入札の価格が市場の期待を下回ったため、9.6%下落した。

市場は、政策を維持し、成長予測を修正するという日本銀行の決定に対して、控えめな反応を示した。

Reuters

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