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GCCの株価が11月に年の安値更新で、タダウル全株指数11,000台下回る

11月の急落はGCC市場の年初来のパフォーマンスにも影響を与え、株価指数は今年4回目の赤字で月末を迎えた。(シャッターストック)
11月の急落はGCC市場の年初来のパフォーマンスにも影響を与え、株価指数は今年4回目の赤字で月末を迎えた。(シャッターストック)
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05 Dec 2022 02:12:45 GMT9
05 Dec 2022 02:12:45 GMT9

ニルマル・ナラヤナン

リヤド:カムコ・インベスト社のレポートによると、2022年11月の湾岸協力会議(GCC)地域の株式市場は、サウジアラビアの主要株価指数であるタダウル全株指数(TASI)が11,000の大台を6.6%下回り、1年ぶりの安値に引き下げられた。

TASIは11月21日に11,000を割り込み、以降はそのラインを下回る水準で推移している。

11月のTASIチャートは、アラビアン・ドリリング社が18.0%の上昇でトップとなり、アブドゥル・モフセン・アル・ホケイル・ツーリズム社とNational Co.for Learning and Education(NCLE)社がそれぞれ17.4%と16.2%の上昇で続いた。

一方、下落率では、Middle East Paper Co(MEPCO)社が26.8%の下落でトップとなり、ペトロ・ラービグ社が24.9%、フィタイヒ・ホールディング・グループが24.3%の下落で続いた。

カムコ・インベスト社のレポートによると、11月に最も好調だったのはオマーンで5.7%の上昇、次いでクウェートとアブダビがそれぞれ3.6%と1.3%の上昇を記録したという。

レポートによると、11月の急落はGCC市場の年初来のパフォーマンスにも影響を与え、株価指数は今年4回目の赤字で月末を迎えた。

「サウジアラビアはGCCで唯一、年初来3.4%減で2022年11月を終えた市場である」とカムコ・インベスト社はレポートで述べた。

レポートは次のように付け加えた。「アブダビが年初来24.3%の増加で引き続きGCC地域をリードし、オマーンとクウェートがそれぞれ11.7%と7.7%の堅実な増加でこれに続きました」

カムコ・インベスト社のレポートによると、11月はほぼ全てのセクターの指数が赤字で引けた。

さらにレポートは、資本財、ホテル・レストラン・レジャー、不動産の各指標が月間で僅かにプラスとなったものの、その他の指標は後退したと指摘した。

医薬品・バイオテクノロジー株指数は10.6%の下落を記録し、耐久消費財とアパレル株指数・素材株指数がそれぞれ10.4%と9.6%の下落を記録し、11月は最もパフォーマンスが悪い指数となった、と報告されている。

さらにレポートは、GCC地域の効用指数が11月中に9.6%減少したことを指摘した。

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