
アラブニュース
リヤド:SABIC(サウジ基礎産業公社)は、機能性フォームポリカーボネート事業をドイツのメーカーRÖHMに売却することに合意した。
この売却により、SABICは石油化学製品、農業用栄養剤、スペシャリティ製品のポートフォリオに集中できるようになる。
SABICの機能性フォーム事業は、高品質のポリカーボネート樹脂ベースのエンジニアリング熱可塑性シートやフィルム製品を開発・製造し、建築・建設、家電製品、航空機・鉄道内装からディスプレイにいたるまで幅広い産業に販売を行っている。世界19か国で事業を展開し、約700名の従業員がいる。
両社間の最終合意は、欧州の該当する労使協議会や労働組合との協議を経て、今後数か月以内に締結される見込みだ。規制当局の承認とSABICの残りの事業からの分割が完了することを条件に、本取引は2024年前半に完了する予定だ。