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リヤド:サウジアラビアの運用ポートフォリオ数は2022年第3四半期に過去最高の約680%増となった。資本市場庁(CMA)が発表した。
CMAは14日に発表した四半期報告書の中で、これらのポートフォリオの資産価値が2022年第3四半期に前年同期の2139億1000万サウジリヤルから約10%増加し2357億2000万サウジリヤル(637億ドル)に達したことを明らかにした。
第3四半期には現地資本が運用ポートフォリオ総資産の約53%を占め、1254億サウジリヤルに達した。投資ファンドのシェアは運用ポートフォリオ総資産の23%を記録し、前年同期の454億サウジリヤルから18%増の537億サウジリヤルとなった。
サウジアラビアの主要株式市場タダウルの上場企業数は前年同期の205社から6%増の217社となった。
平行市場NOMUの企業数は前年同期の12社から217%増の38社となった。
CMAは2022年第3四半期にタダウル3社およびNOMU5社の株式公開を承認した。現在、タダウル9社、NOMU61社の株式公開・上場申請を検討している。
適格外国人投資家の保有額は2022年第3四半期に前年同期の2357億サウジリヤルから19%増の2800億サウジリヤルとなった。
機関投資家の保有比率は2022年第3四半期に96.27%となった。投資ファンド数は過去最多の890本に増加した。公募ファンドが253本、私募ファンドが637本となっている。
公募・私募投資ファンドの加入者数は2022年第3四半期に前年同期の45万3141人から増加し67万7447人に達した。
公募・私募投資ファンドのうち加入者が最も多かったのは不動産部門の運用ファンドだった。
「エクイティクラウドファンディング」プラットフォームの認定フィンテックは2022年第3四半期に9社となり、クラウドファンディング企業の合計資金は2000万サウジリヤルに達した。